骨折の治療で最も大切な「固定」の話:ギプスやシーネの役割とリハビリへの繋げ方|さいたま市大宮区の整形外科・内科|堀の内整形外科内科クリニック

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骨折の治療で最も大切な「固定」の話:ギプスやシーネの役割とリハビリへの繋げ方

さいたま市大宮区の「堀の内整形外科内科クリニック」院長の荒木です。


4月の下旬、大型連休(ゴールデンウィーク)を目前に控え、レジャーやスポーツの計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
しかし、活動的になるこの時期は、転倒や衝突による「骨折」の患者さまが増える時期でもあります。

骨折の治療において、手術をしない場合の基本は「固定」です。

今回は、普段あまり馴染みのない「ギプス」や「シーネ(添え木)」の役割と、正しく固定することがなぜ早期回復に繋がるのかについて解説します。


1. 骨折治療の3つの原則:整復・固定・リハビリ

骨折の治療は、大きく分けて3つのステップで進みます。

  1. 整復(せいふく): ズレてしまった骨を正しい位置に戻すこと。

  2. 固定(こてい): 正しい位置に戻した骨を動かないように固めること。

  3. リハビリテーション: 固まっていた関節や筋力を元に戻すこと。

この中で、最も「忍耐」が必要であり、かつ治療の成否を分けるのが「固定」の期間です。


2. なぜ「固定」をしなければならないのか?

「ちょっとくらい動かしても大丈夫だろう」という油断が、実は一番危険です。

  • 変形治癒を防ぐ: 骨は折れた直後からくっつこうとしますが、固定が不十分だと骨が曲がったまま固まってしまい、将来的に痛みや機能障害が残ります。

  • 偽関節(ぎかんせつ)の予防: 骨折部分が常に動いてしまうと、身体が「ここは骨としてくっつかなくていい場所だ」と判断してしまい、骨が繋がらなくなってしまうことがあります。

  • 痛みの軽減: 骨がしっかり固定されると、周囲の神経や筋肉への刺激が減り、驚くほど痛みが落ち着きます。


3. シーネとギプスの違い、知っていますか?

当院では、怪我の状態や時期に合わせて、適切な固定材料を選びます。

シーネ(添え木)

半分だけ固める、U字型の固定具です。包帯で巻いて固定します。

  • 用途: 事故直後など、患部が強く腫れることが予想される時期に使用します。腫れに合わせて包帯の強さを調整できるため、圧迫によるトラブルを防げます。

ギプス

患部をぐるりと全周固める強固な固定です。

  • 用途: 腫れが引き、骨をしっかりと安定させたい時期に使用します。最近では「プラスチックギプス」と呼ばれる、軽くて通気性が良く、水に強い素材が主流になっており、昔に比べて患者さまの負担は軽減されています。


4. 固定中に「これだけは注意してほしいこと」

ギプス生活は不便なものですが、以下のサインが出たらすぐに当院へご連絡ください。

  • 指先の色が紫や白になっている: 血流が阻害されている可能性があります。

  • 強いしびれや、感覚がない: 神経が圧迫されているサインです。

  • 固定の中で身体が泳ぐほど緩くなった、あるいは逆に締め付けが耐えられない: 腫れの変化に合わせて調整が必要です。


5. 固定が外れた後が「本当のリハビリ」の始まり

骨がくっつき、固定が外れた瞬間が「ゴール」ではありません。長期間固定されていた関節は硬くなり、筋肉も細くなっています。

ここから理学療法士によるリハビリテーションを行い、元の可動域と筋力を取り戻すことで、初めて「完治」と言えます。

当院では、固定中から指先を動かすなどのリハビリ指導を行い、固定が外れた後はスムーズに元の生活に戻れるよう、専門スタッフがマンツーマンでサポートします。


まとめ:適切なケアで、後悔しない治療を

骨折は、初期の「適切な固定」と、その後の「粘り強いリハビリ」がすべてです。

「これくらいなら放っておけば治る」と自己判断せず、さいたま市大宮区の当院で医学的な治療を受け、後遺症のない身体を取り戻しましょう。

もしもの怪我の際は、いつでも私たちを頼ってください。


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