腰の痛みについて

腰の痛みは生活の質に
大きく影響します
腰は体の「要」とも形容され、日常の多くの動きに関わっている部位です。痛みや動かしづらさがあると、毎日の生活にさまざまな支障をきたします。原因は、肉体的な疲労や姿勢の悪さ、精神的なストレスや内臓の病気などさまざまで、症状や疾患も多岐にわたります。改善するためには、痛みの原因を明らかにして、適した治療を受けることが大切です。
CONSULTATION このような場合はご相談ください
- ぎっくり腰になってしまった
- 痛みで寝返りが打てない
- 痛みで腰を曲げられない
- 正座ができない
- 長く腰痛に悩んでいる
- 足の爪切りが難しい
- 腰に違和感がある
- 足にしびれがある
- 動くと腰が痛い
など
- 急性腰痛症(ぎっくり腰)
- 腰痛症(慢性腰痛)
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎変性すべり症
- 変形性腰椎症
- 腰椎分離すべり症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 側湾症
主な症状・疾患
腰椎椎間板ヘルニア
腰骨(腰椎)の間でクッションの役割を果たしている椎間板が、後方に飛び出している状態で、30歳代を中心にした若い層と働き盛りのかたに多い症状です。飛び出た椎間板により、脊椎の中を通っている神経が圧迫され、腰や足の痛みに加え、足のしびれや筋力低下などが現れる場合もあります。
ぎっくり腰
腰椎(腰骨)の捻挫が原因と考えられ、ある日突然、起き上がれないほどの強い痛みに襲われることから、西洋では「魔女の一撃」とも形容されます。不自然な姿勢で重たい物を持ち持ち上げた際や、腰をひねった際によく起こりますが、特に思い当たる原因がないのに発症するケースも珍しくありません。
腰部脊柱管狭窄症
60歳代以降、中でも男性に多く見られる疾患です。脊柱管とは背骨の中にある管のことで、中をさまざまな神経が通っています。この脊柱管が老化、変形して狭くなってしまい、神経を圧迫することで腰から下半身にかけての痛みやしびれ、連続して長く歩けないなどの症状が現れます。
高齢者の腰痛
ご高齢のかたの腰痛には、加齢による関節の軟骨のすり減りや椎間板の変性、運動不足や座りっぱなしといった生活習慣、さらに内臓の炎症などさまざまな原因が考えられます。強い痛みが長く続く、しびれを伴うといった場合は専門的な診断が必要になるため、整形外科にご相談ください。
腰痛症(慢性腰痛)
腰やその周辺に長期間にわたって痛みを感じる症状です。腰に負担がかかる不自然な姿勢、運動不足や不規則な生活習慣、さらに精神的なストレスによる腰の筋肉の過剰な緊張など、さまざまな要因が関連して発症すると考えられています。中には、原因の特定が難しいケースもあります。
腰椎分離症
連なっている腰骨(腰椎)の後方で、疲労骨折が起こっている状態で、痛みやつっぱり感などの症状が現れます。スポーツ選手や成長期の男性に多い症状で、スポーツでの腰を反らせる、ひねるといった動作の繰り返しや、筋力の発達が十分でない発育期での過酷な運動が原因と考えられています。
腰椎すべり症
積み木のように重なって連なっている腰椎(背骨の腰の部分)が、文字通り前方へ滑り出している状態です。腰周辺に痛みが現れ、悪化すると脊髄を通る神経が圧迫されて、下半身に痛みやしびれが出現します。長い距離を歩くと痛みやしびれが出る間欠性跛行(はこう)と呼ばれる症状もよく見られます。
よくあるご質問



