首の痛みについて

頭の重みで痛みが発生しやすい
部位です
首は成人で4〜6kgとされる頭の重さを支えています。不自然な姿勢や疾患により首の筋肉や骨に負担がかかると、痛みやこり、動きの悪さを感じることがあり、40歳を超えると慢性的な不調に悩む人も少なくありません。改善するためには、原因を明らかにして適した治療を受けるとともに、姿勢や動作の見直しも必要です。
CONSULTATION このような場合はご相談ください
- 首が痛い
- 上を向くと首が痛い
- 首こりに悩まされている
- 慢性的に頭痛がひどい
- 首を回しにくい
- 肩こりがひどい
- 寝違えで首が痛い
など
- 変形性頚椎症
- 頚椎症
- 頚椎椎間板ヘルニア
- ストレートネック
- 頸部捻挫(むちうち)
- 外傷性頸部症候群
- 頚肩腕症候群
など
主な症状・疾患
首のだるさ・痛み
首のだるさには、姿勢の悪さ、過去のケガ、運動不足などの他、眼精疲労が関係していることもあります。一方、痛みについても、筋肉、関節、神経などさまざまな組織が関わってことが考えられるため、改善のためには医師の診察や検査を受けて、その原因を明らかにすることが必要です。
ストレートネック
パソコンやスマートフォンの長時間使用などにより、頚椎(首の骨)の自然なカーブが失われてまっすぐに近い状態になり、頭の重さを支えきれていない状態です。頭痛、肩こり、首の痛み、不眠などさまざまな症状を伴い、慢性的な痛みがストレスとなり、それが筋肉のこわばりにつながる悪循環に陥ることもあります。
交通事故後の首の痛み
交通事故に遭うと首に強い衝撃を受けることが多く、筋肉や靭帯、神経などがダメージを受けている可能性があります。こうした損傷が原因で、むちうち症(外傷性頸部症候群)を発症すると、痛みのほか、頭痛や吐き気などに悩まされることもあります。時間が経過してから症状が現れることも多く、注意が必要です。
寝違え
就寝中の無理な姿勢により首の筋肉や靭帯に負担がかかり、炎症が生じている状態です。前夜は問題なかったのに、朝起きると首に強い痛みがあり、首を動かせない状態になっていることがほとんどです。数時間で症状が改善する場合もあれば、1~2週間にわたり痛みが続くケースも珍しくありません。
環軸椎回旋位固定
突然首が痛くなり、首をまっすぐに保つことが難しくなる疾患で、幼児から学童期にかけて見られます。原因として考えられるのは、スポーツなどで首に衝撃を受けて首の骨の関節が炎症を起こしていることの他、風邪や中耳炎をきっかけに、ある日突然発症するケースも珍しくありません。
変形性頚椎症
7個ある頚椎(首の骨)の間にあって、クッションの役割を果たしている椎間板がすり減ったり、関節が変形したりすることにより、首の痛みや不快感を引き起こす疾患です。加齢性の疾患なので中高年から高齢者に多く見られ、年齢とともに自然に進行するケースがほとんどです。
よくあるご質問




肩の痛みについて

単なる肩こりで済まない場合も
あります
肩こりや肩の痛みに悩まされているというかたは、たくさんいらっしゃいます。原因として考えられるのは、姿勢の悪さやストレスなどによる筋肉の緊張の他、関節の炎症、骨折、骨腫瘍などの可能性もあります。放置すると悪化する場合もあるため、症状が長引く、悪化しているといった場合は、整形外科を受診しましょう。
CONSULTATION このような場合はご相談ください
- 肩こりに悩まされている
- 腕が挙がらない
- 肩に痛みを感じる
- 腕を後ろに回せない
- 肩が重い
- 肩こりで頭痛がする
- 肩の動きが悪い
など
- 肩関節周囲炎
- 上腕骨近位端骨折
- 腱板損傷
- 肩こり
- 肩関節脱臼
- 石灰沈着性腱板炎
- 野球肩
など
主な症状・疾患
肩の痛み
肩の痛みには、筋肉、骨、関節、腱などさまざまな組織が関わっていると考えられます。また、首の痛みやトラブルと関連している場合も多く、改善を目指すためには原因を明らかにして、適した治療を受ける必要があります。特に、長引く、一向に改善しない、しびれを伴うといった場合は早めに受診してください。
肩こり
首から肩にかけての筋肉が緊張して血行が滞ることで、こりや痛みを感じるようになります。長時間の不自然な姿勢やストレスからくる緊張などの他、末梢神経のダメージによってこりを感じるケースもあります。痛みが強い、長期間続くといった場合は、受診して原因を特定することが大切です。
四十肩・五十肩
肩から腕にかけて強い痛みが現れ、腕が挙げづらい、肩が回らないなど動きが低下して、日常生活に支障をきたす場合も少なくありません。40~50歳代の人に多く見られることから、四十肩・五十肩とも呼ばれ、肩関節を包んでいる関節包、靱帯、腱といった組織の老化による炎症が原因です。
肩関節脱臼
肩関節は構造的に不安定で、転倒や事故など外から衝撃を受けると脱臼しやすいという特徴があります。中でも、前方向に脱臼すると、強い痛みを感じます。一度脱臼を起こすと繰り返す傾向があるため、再発予防のために運動療法などのリハビリを行うことをおすすめします。
肩鎖関節脱臼
転倒やスポーツ中の衝突などにより肩に衝撃が加わり、肩甲骨と鎖骨をつないでいる関節が脱臼している状態です。肩の上部に強い痛みや腫れが現れ、安静にしていても痛みを感じるのが特徴です。肩を動かしたり、脱臼した部位を圧迫したりすると、さらに痛みが増します。
肩腱板損傷
肩周囲にあり、4つの筋肉で構成される組織が腱板です。加齢、転倒や事故などの衝撃、無理な動きなどにより腱板ダメージを受けると、動かした際や就寝時の痛み、動きの不具合などの症状が現れます。腱板損傷がさらに進むと、骨から筋肉がはがれる腱板断裂のリスクがあります。
石灰沈着性腱炎
カルシウムの結晶の石灰が肩関節の内部に沈着して、急性の炎症が起こっている状態です。初期段階では肩の痛みや動かしにくさを感じる程度ですが、さらに石灰が蓄積すると次第に痛みが強くなり、激痛を伴うことも珍しくありません。40~50歳代の女性に多くみられる疾患です。
よくあるご質問



